2004-01-01から1年間の記事一覧

求愛行動、とかゆってるとsense offを思い出すー。成瀬ー。

http://www5.big.or.jp/~seraph/mt/000044.html 2004/09/22 嫌いな男性には触られたくない 岸田秀は「性的唯幻論序説」などで「人間は本能の壊れた動物」だと書いてる訳ですけど、こうして考えると女性にも男 性にも身体に本能がしっかり刻み込まれている気…

『学校を出よう!』5巻

ああ、これだこれ。この嫌な感じ。この不安感。自らの属する現実の手応えが不意に見知らぬものに感じられる瞬間があるだろう。グロテスクとはそういう謂だ。吸血鬼ネタが陳腐であればあるほどこれは怖い。 ところでこのシリーズは、一作目を除けば、保坂和志…

殿がくる!

『殿がくる!』読了。ああ、パイオニアLDCだねこりゃ(誉めてます)。序盤のドタバタと中盤の温泉(違)を経て終盤のシリアスへ。あと男の子がむしろヒロイン的な役所で。OVAエルハ第一期とかそのへん。 新青春チャンネル78〜の感想があまりに気に入ったの…

http://d.hatena.ne.jp/kaien/20040911#p2 http://www.creator.club.ne.jp/~jagarl/diary200202b.html#2002-2-20-3《というか、あれか。文章のデータベース化も進んでいるから、作者が読者に好きな文章の断片を提供することで読者はデータベースの要素として…

伊吹邪甲ってイブキジャコウソウ(伊吹麝香草)からですか。唐突に気付いたのですが。

http://www.nhk.or.jp/bs/popup/g_cultu_hi31.html ギリシャで哲学で栗山千明だって。

http://d.hatena.ne.jp/merubook/20040427

マーク・トウェインといえば

http://www.creator.club.ne.jp/~jagarl/diary200405a.html#2004-5-1-1 『ハックルベリィ・フィンの冒険』も相当につらい話です。ロマンや正しさを渇望し、しかし現実には自分たちの行為が茶番にしか終わらぬことをあらかじめ承知している、といった。ユート…

『水月』はやってませんが

>『水月』は良いですよねぇ。 >あれはコペンハーゲン解釈と多世界解釈のちょうど中間と言って良いと思うです。 『水月』は、そういう解釈自体を多世界解釈的に重ね合わせた、 メタ的な構造になっているのではないか、と考えています。 実際、コペンハーゲ…

http://www.memorize.ne.jp/diary/57/36889/ 「キリスト教的な道徳・徳目論」を、高橋氏は「キリスト教で命じられてゐる事」と捉へてゐるのだが、俺はさう云ふ意味で言つてゐない。 では、それ以外でどういう方法で道徳的ポルノ規制を導くことが出来るのか。…

http://app.memorize.ne.jp/d/57/36889/2004/04/0088 私見では、野嵜氏の言は、自由主義「において」「の必然として」というよりは、自由主義の言説にとっては外部的な暗黙の前提として、キリスト教的な人格の平等がある、と読める。そして「キリスト教道徳…

http://app.memorize.ne.jp/d/57/36889/2004/04/0088 名前:外野席 日時:2004/04/26 23:08 「キリスト教的な道徳・徳目論からくるポルノ規制」なんて、向こうは主張してないかと。 名前:高橋 日時:2004/04/27 10:30 俺の場合、西欧近代自由主義の必然とし…

そういえば『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』ではほとんど執拗に「父と子」というモチーフが反復される。「師弟」と並ぶ二大テーマといえよう。と考えるうちにゲームのドラクエには触れたことがないのに気付く。あとFFもだ。他人がやっているのなら見たこと…

とりあえず、Vガンダムの初期篇とか、セラフィムコール#4『飛翔する天使』とか、エヴァ#2とか言っておくよ。『メメント』はたぶん最初の二シークエンスではわけがわからないと思うんだ。あと、タランティーノ。

http://d.hatena.ne.jp/kaien/20040419#p3 叙述の順序が時系列順になっていないと、それだけで内輪受けの程度のことで、いちいち騒ぐこともあるまいと思う。どうせ観てれば判るのだし。いちいち説明してからやられちゃあまだるっこしくて仕方ない。とりあえ…

プラクティカル・ユング

http://www.geocities.co.jp/WallStreet/1356/SARU/saru42.html#BOOK2 僕の目の届く範囲でユングの話が出ると、これに触れる誘惑を堪えることはできない。

http://www.page.sannet.ne.jp/hirasho/diary/diary0404.html#20p6 個人的にはむしろ、(未読であれば)やはりフロイト『自我論集』(ちくま学芸文庫)がお薦め。僕は『自我論集』を読んだのはけっこう最近なのですが、フロイトの「生ける小胞」のモデルは、…

http://d.hatena.ne.jp/kaien/20040417#1082119249 僕の知り合いに言わせると「『タイムマシーンにお願い(Quantum Leap)』とか、古くは『タイムトンネル』とか(ホント古いな)に通ずるものがあるように思う。」という話なんだけどね。 説明の不在をもって…

http://app.memorize.ne.jp/d/57/36889/2004/04/0079 えーと。笑ひ。 俺が「絶対」「普遍」を探究してゐると? 題名は根據にならないよ。といふか、元ネタ知らないから。 貴方が(少なくとも日本人である貴方の思考として)「アプリオリ」を否定する立場なの…

なんとなく『きめる!センター国語I・II(現代文)』の最初のへんを立ち読み。最初の問題文がものすごく非論理的な代物でアタマをかかえる、のだが、それでも一定の意味内容というものはあるので、もとの文がいかに出鱈目であろうと、誤った読解はあくまで誤…

カキフライ理論(4/16追記)

http://www.asahi-net.or.jp/~pb6m-ogr/ans053.htm 妹が教えてくれました。わーい。

そこにうなぎが必要なんです

内田樹の研究室から孫引き。気に入ったので。『柴田元幸と9人の作家たち』(アルク)からだそうだ。村上:僕はいつも、小説というのは三者協議じゃなくちゃいけないと言うんですよ。 柴田:三者協議? 村上:三者協議。僕は「うなぎ説」というのを持ってい…

ちなみに『Kanon』ともなれば、ヒロイン一人につき真なるエンディングはひとつずつであり、悲劇的な結末とそれを踏み台にした幸せな結末、などという二分法は登場しない。 むしろTo Heartのマルチや『ONE』の「別れと再会」のように、ルート間の無矛盾という…

http://d.hatena.ne.jp/ityou/20040401#p1 http://d.hatena.ne.jp/smatoba/20040406#p1 ここで気になるのはあの「トゥルーエンド」というやつである。ノベルゲームにおいては、形式上には確かに踏み台にされるその「悲劇的結末」は、しかしそれこそが「真」…

たとえば竹田青嗣『陽水の快楽』や笠井潔の大真面目なミステリ論はどーよ、と思わなくもない。あれも、陽水聞いたりミステリ読んだりするエクスキューズだったんだろうか。 竹田青嗣は陽水に対し「超越論的な響き」という言葉さえつかう。無論大仰だ。ただし…

カラマーゾフの兄弟

『カラマゾフの兄弟』(池田健太郎訳、中央公論社世界の名著)読了。途中までイワン萌えだったけどミーチャに鞍替え。 それはそうと、兄ふたりがアリョーシャのところへまるで恋の告白でもするかのように(そういうセリフが両方とも出てくる)語り合いに来る…

http://app.memorize.ne.jp/d/57/36889/2004/03/0051 >それは、これは自由主義思想の水準で語られるべき問題ではないということでしょうか? いいえ、そういうことではありません。 というか、そのような論件への言及を行ったわけではなく。 杞憂云々と書い…

哲学・倫理学用語集

野嵜−高橋論争の読解用に。 とりあえず、「絶対的な命令(の形式)」といえば「定言命法」である。 関係ありそうなのをピックアップ。最小限。読者に置かれましては下記項目に限らず、道徳や自由に関する部分を適宜おのおの参照されたい。 出版の自由 自由主…

地上最大のロボット

手塚治虫には『ファウスト』や『罪と罰』のマンガ化の仕事があり(そういえば絶筆は『ネオ・ファウスト』だ)、また『ブラック・ジャック』や『鉄腕アトム』のいたるところに文学の意匠の借用を見ることができる。『アトム』についていえば、「アトム今昔物…