2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『灼眼のシャナ』#1〜#9

http://d.hatena.ne.jp/Pantsel/20060216#c 『シャナ』って殆どの人はシャナ萌えで見てるんだと思っていたのですが(「うるさい*3」とか「カリカリモフモフ」とか)、私の周辺が偏っているだけ?』 他所のコメント欄に書き込むには長くなりすぎたのでこっち…

ライトノベル読みに本当に聞いてみたい10の質問 Ver.1.5

1.尊敬するライトノベル作家は? うえお久光。なんていうか、安定を嫌う作風が。2.あなたの人生に影響を与えたライトノベル作品は? 人生にってほどのは、正直ない。自分の人生にほんとうに影響を与えたものなんてわかるはずもないし。3.読んだけど生…

小河正岳『お留守バンシー』

力の抜けるタイトルがもう、大好き。 とりあえず、それだけは声を大にして言いたい。いや、なんか一部で評判悪いみたいなので。 本篇もタイトルに相応しく、イイ感じに力が抜けています。そのくせ油断するとホロリとさせやがるぜこんちくしょう、というニク…

杉井光『火目の巫女』

淡々とした筆致で語られる純和風異世界ファンタジー。オビの橋本紡の評言に「電撃らしくない」とあるが確かにそうで、思い出したのは荻原規子の勾玉三部作と、それから後宮小説あたり。 久々に和風ファンタジーの雰囲気に耽溺することができた。ひとつには登…

『ぺとぺとさん』#1

とみながまりによるキャラの手足が素晴らしすぎる件について。 中学生のガキどもの手足のラインがあまりに完璧。肩とかも。『あいこら!』の主人公の気持ちがちょっとだけわかった、 原作イラストの下品なラインが気に食わなくて忌避していたのですが、どう…

支倉凍砂『狼と香辛料』

地味なタイトル萌え。 今の僕には神様が足りない、ケモノ耳はもっと足りない、という事情により購入。そういうこともあります。 悪くはないんだが、うーん。 けっこう言われているが文章がひどい。読んでて頭痛くなった。あと言語感覚もかなり疑問で、語の選…

『創聖のアクエリオン』

先にジャンル史的な物言いをしておくと、学園/ロボットもの、というのはマジンガーからエヴァまでそれなりに見馴れた趣向ではあるのだけれど、見知ったクラスメイトや先輩後輩がみんな持ち回りでパイロットやってる、というのは面白い。毎回メンツ変わるし…

『魔法少女リリカルなのは』#13「なまえをよんで」についてだらだらと

交換の喜びについて語りたい。人間とはつまり、ことばと、愛と、貨幣(貨幣経済以前にはモノを)交換する存在だ、と構造主義者たちは言っていた、と内田樹がどこかでいっていた*1。 最後の最後でようやく、なのはとフェイトは、初めて会話らしい会話を交わす…