2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『とある魔術の禁書目録』#19

……にかこつけた、アクセラレータの話。 わっふー! とうとうぼくらの一通さんが主人公ですよう! 罵倒と殺戮によってしか他者と繋がれなかったアクセラレータにも、「その時」は来る。罰であり赦しであり運命の女、ラストオーダーとの出会いが。 それにして…

ついったーで興が乗ったのでHDから発掘して公開。いつ書いたのかは不明。

なるほど父の日じゃねーの。

……ある強大なものが起源に存在し、世界を分節している。「私」はそれにはるかに遅れてこの世界に到来した。だから、「私」はどういう「ルール」で「ゲーム」が行われているのかわからない。「気がついたら、ルールがわからないゲームにプレイヤーとして参加…

分析的な意味での「父」とは単なる生物学的な父のことではない(生物学的な母が「父」である場合も多い)。 「父」とは「世界の意味の担保者」のことである。 世界の秩序を制定し、すべての意味を確定する最終的な審級、「聖なる天蓋」のことである。 どの社…

Angel Beats! #12「Knockin' on heaven's door」

「僕」は彼らの導きによって、現実とは違う世界に触れる。ところが現実の世界と幻想的世界がないまぜになって物語が佳境に入ると、ほとんどつねにこの「異界のひと」は謎めいたメッセージを残したままかき消えてしまう。 村上春樹のワンダーランドにおいて、…

森瀬繚・静川龍宗『うちのメイドは不定形』

僕たちが食事をとっている台所には、一般のご家庭ではあまり見かけない調度品、ホワイトボードがある。テケリさんがやってきた翌日にホームセンターで急遽購入したもので、二人が一緒に暮らすためのルールや、学校の僕に連絡する方法など、僕が作ったテケリ…

竹宮ゆゆこ『とらドラ10!』

とはたぶんあまり関係のない話。 風と木の詩読み返しちゃったよ、とはみのりんの弁であるが、僕も読み返してしまっていた。あと『終わりのないラブソング』と『ハード・ラック・ウーマン』と、『妖精事件』の最初のへん(というか「家出14)」。14歳の女の子…

http://www2.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=86431&log=20100607 ふの付く某所より、『Angel Beats!』に寄せて。 「とりあえずこういう方向で話進めるのかなー、と視聴者が思い始めた頃に ちゃぶ台引っくり返すのが定例みたくなってきた感はある」 別の某所で…

――ところで最近凝っているものは? 「ギャルゲーが面白い。『音楽が出る小説』というだけで、ほんとうは革命ものだと思っているんですが。 二次元の女のコとイチャイチャするのは大変楽しいです。 ――『ONE』は? 「最高。 (電脳中村征人・vol 0 「創…

追記。以前に書いたものの方が圧倒的に優れている気がする件。 http://d.hatena.ne.jp/imaki/searchdiary?word=%CA%D2%BB%B3%B7%FB%C2%C0%CF%BA

片山憲太郎『電波的な彼女』

2005年の夏のことだ。たまたま小倉駅で立ち読みした『ライトノベルキャラクターズ完全ファイル』(たぶん)の堕花雨に対する作者コメントが随分とみもふたもない代物で気に入ったので買ったのが最初だった。主人公専用のカウンセラーみたいな感じ、とかそう…