『恋するオルランド』メモ(第3巻)

 https://imaki.hatenadiary.jp/entry/20181223/p1https://imaki.hatenadiary.jp/entry/20181230/p1のつづき。
 http://ayutori.web.fc2.com/orland/orland.0.htmlを読みながらメモを取ったもの。一覧性のあるあらすじが欲しかったのです。
 なお、ブラダマンテに関しては、「リナルドの妹」としか書かれていないのですが、便宜的に「女騎士」と付けました。


■第3巻
◇1章 タタール王マンドリカルドの登場
http://ayutori.web.fc2.com/orland/orland.3-1.html

タタール王マンドリカルド、パラディンオルランドによって父アグリカンが殺されたことを知り、自分の個人的な武勇のみで仇を討つことを決意い、タタールを後にする
タタール王マンドリカルド、アルメニア地域のとある泉で裸の美しい乙女に出会い、泉は妖精が作ったものであり、セリカン王グラダッソやグリフォンとアクィラントの兄弟、その他多くの騎士と淑女たちを閉じ込めていると聞く
タタール王マンドリカルド、丘の向こうの城に、剣を除くヘクトルの武具がしまいこまれていることを聞く
ヘクトルの名剣ドゥリンダナは彼の死後、アマゾンの女王ペンテシレイアに渡り、さらに子孫を経てアルモンテへ、そしてパラディンオルランドアルモンテからそれを奪ったのだ
・名剣ドゥリンダナを除くヘクトルの武具はアイネイアスに与えられていた
タタール王マンドリカルドは乙女と共に、ヘクトルの武具を手に入れるため出発する


◇2章 マンドリカルドがヘクトルの武具を手に入れること
http://ayutori.web.fc2.com/orland/orland.3-2.html

タタール王マンドリカルド、第一の試練としてセリカン王グラダッソと戦い、これを打ち負かす
タタール王マンドリカルド、魔法の城での冒険の末、妖精からヘクトルの武具を与えられるが、同時に名剣ドゥリンダナ以外の剣は決して身に着けない、という誓いを立てさせられる
タタール王マンドリカルドがヘクトルの武具を勝ち取った結果、セリカン王グラダッソ、イソリエル、チェルケス王サクリパン、グリフォンとアクィラントの兄弟、その他大勢の騎士が解放される


◇3章 不死身のオッリロと海魔オルク
http://ayutori.web.fc2.com/orland/orland.3-3.html

タタール王マンドリカルドとセリカン王グラダッソ、共に旅をする
グリフォンとアクィランテの兄弟、白服と黒服の乙女と出会い、助けを求められる
・乙女の願いとは、不死身の悪党オッリロを殺すことである
グリフォンとアクィラントの兄弟は何度も不死身のオッリロを両断するが、オッリロはすぐさま体を元通りにし復活する
・巨人を捕虜にして牽引する騎士が姿を現す
タタール王マンドリカルドとセリカン王グラダッソは、とある海岸で乙女ルキアナが鎖につながれているのに出会う
・彼女は海魔オルクの生贄としてそこにつながれているのだ
タタール王マンドリカルドとセリカン王グラダッソは乙女ルキアナを助けるため、海魔オルクと戦う
タタール王マンドリカルドは策を講じ、海魔オルクを巨大な裂け目の中に落とすことに成功する
タタール王マンドリカルド、セリカン王グラダッソ、乙女ルキアナの三人は海岸沿いに進み、やがて乙女ルキアナの父、キプロス王にしてロードス王チバーノの船に乗り込む
・海魔オルクが再び姿を現し船を襲うが、なんとか逃げ切り、船はアクア・モルタ(スペインとフランスを分断する山の中にある)の海岸に流れ着く
タタール王マンドリカルドとセリカン王グラダッソ、馬に乗って情報収集に出かけ、アフリカ王アグラマンテとシャルルマーニュが戦っているのに出会う


◇4章 ルッジェーロとブラダマンテの出会い
http://ayutori.web.fc2.com/orland/orland.3-4.html

・アフリカ騎士ルッジェーロとパラディンリナルドがともに徒歩で一対一の戦いをしていると、シャルルマーニュ軍が劣勢となり、敗走する
・2人の決闘は戦場の混乱のため中断を強いられる
パラディンリナルドは見失っていた名馬バヤールを探し、森へと入って行く
・アフリカ騎士ルッジェーロも名馬フロンティノを見失っていたが、歩いているうちにふたたび見つけることができた
・アフリカ騎士ルッジェーロ、リナルドの妹である女騎士ブラダマンテとアルジェリア王ロドモンが戦っている現場に至り、片方がキリスト教徒で片方が異教徒と見分け、キリスト教徒側が敗走していることを伝え、キリスト教徒側に撤退を勧める
・女騎士ブラダマンテ、戦場を離れようとするが、アルジェリア王ロドモンは非礼にも拒む
・アフリカ騎士ルッジェーロ、アルジェリア王ロドモンの非礼に憤慨し、自分がロドモンと戦っているうちに立ち去るよう女騎士ブラダマンテに言う
・女騎士ブラダマンテ、一度はその場を離れるが、自軍に追いつけないことを悟り戻ってくる
・アフリカ騎士ルッジェーロ、アルジェリア王ロドモンに強烈な一撃を加え、ロドモンは剣と手綱を取り落とし、意識は朦朧となる
・アフリカ騎士ルッジェーロ、無防備になった相手への追撃は行わず、距離をとる
・女騎士ブラダマンテ、本来自分に向かってきていた敵による危害にさらしたまま置き去りにしたことをアフリカ騎士ルッジェーロに詫びる
アルジェリア王ロドモン、意識を取り戻し「礼儀正しさによって自分を負かした男」とこれ以上戦う気はないと述べ、その場を去る
・アフリカ騎士ルッジェーロ、彼女の性別を知らないまま女騎士ブラダマンテと同行することを主張する
・アフリカ騎士ルッジェーロは自己紹介し、自らがヘクトルの子孫であると告げる
・女騎士ブラダマンテも自己紹介し、自らがクレルモン家の生まれであり、パラディンリナルドの妹であると述べる
・女騎士ブラダマンテを男だと思い込んでいたアフリカ騎士ルッジェーロは驚き、兜を取ってくれるように頼む
・女騎士ブラダマンテの素顔を目にし、アフリカ騎士ルッジェーロはうっとりする
待ち伏せしていた兵により、兜をかぶっていなかった女騎士ブラダマンテは頭に怪我をする
・あたりの敵を追撃しているうちに、2人は別れ別れになってしまう


◇5章 ヘクトルの武具を巡る争い
http://ayutori.web.fc2.com/orland/orland.3-5.html

・女騎士ブラダマンテとはぐれたアフリカ騎士ルッジェーロ、2人の異邦人の騎士と出会う
・異邦人の騎士の1人はタタール王マンドリカルドであり、アフリカ騎士ルッジェーロに向かい、何の権利によってその紋章が書かれた盾を持っているのだ、と問う
・アフリカ騎士ルッジェーロ、自分がヘクトルの子孫であることを宣言し、逆にタタール王マンドリカルドに、彼がヘクトルの武具に対し権利を主張するわけを尋ねる
タタール王マンドリカルドは彼がヘクトルの鎧を手に入れた経緯を説明し、どちらがトロイアの象徴を身に着けるのに相応しいか武力で決着をつけよう、と申し出る
・アフリカ騎士ルッジェーロはこの提案に異存はなかったが、相手が剣を帯びていないのを見て躊躇する
タタール王マンドリカルドは、そのことは決闘をするに問題はないと主張し、さらには名剣ドゥリンダナを手に入れヘクトルの武具をすべて揃えるまでは剣を身に着けないと誓ったとも言う
・そこへ、もう一人の異邦人の騎士、セリカン王グラダッソが名剣ドゥリンダナを手に入れる優先権は自分にある(というのは、そのためにフランスに侵攻したので)、と主張する
タタール王マンドリカルドとセリカン王グラダッソ、傍らの木を剣のかわりに引き抜いて、それで争い始める
・そこへ、騎士フロリマールと妻フロリドリがやってくる
・騎士フロリマールは、名剣ドゥリンダナの持ち主であるパラディンオルランドのもとへかれらを案内する、と言って争いを調停する
パラディンオルランドは「笑いの川」の魔法にやられており、騎士フロリマールひとりでは助けられそうにない
・騎士フロリマールが冒険に必要な人数として提示した数はその場にいた人数より一人少なく、くじ引きの結果、タタール王マンドリカルドは不参加となる
タタール王マンドリカルド、パリ手前に布陣するアフリカ王アグラマンテの野営地に辿り着く


◇6章 オルランド救出作戦
http://ayutori.web.fc2.com/orland/orland.3-6.html

・第2巻の末尾でパラディンオルランドは「笑いの川」へ飛び込んでいた(泉じゃなかったのか?)
・アフリカ騎士ルッジェーロ、セリカン王グラダッソ、騎士フロリマール、その妻フロリドリは、パラディンオルランドの救出を行う
セリカン王グラダッソ、名剣ドゥリンダナを手に入れるためパラディンオルランドとの決闘を始めるが、仲間たちの説得と、小人が嘆願したことにより戦いをやめる
パラディンオルランドと騎士フロリマール、その妻フロリドリはパリへ向かい、アフリカ騎士ルッジェーロとセリカン王グラダッソは小人についていくことにする
パラディンオルランドたちがパリ手前まで来ると、パリはアフリカ王アグラマンテにより包囲され、アグラマンテの軍の中には、アルジェリア王ロドモン、タタール王マンドリカルド、スペイン騎士フェッラウ、新たに到着したセリカン王グラダッソなどがいる
シャルルマーニュは打って出る作戦を主張し、パラディンオルランドと騎士フロリマールもこれを支持する
・アフリカ騎士ルッジェーロと判れた女騎士ブラダマンテは、隠者のもとで頭の怪我を見るため髪を切られ、負傷を治す
・女騎士ブラダマンテ、隠者の住処を出て1人で旅をする途中、森で馬を降りて眠りにつく
・王女フロデスピナ(1巻2章参照。スペインの王女?)がそこへやって来て、髪を切った女騎士ブラダマンテを男だと思い込む
(中途半端だがここで終わり)