「えいえんのせかい」?

http://d.hatena.ne.jp/kaien/20060331/p2
http://ja.wikipedia.org/wiki/ONE%EF%BD%9E%E8%BC%9D%E3%81%8F%E5%AD%A3%E7%AF%80%E3%81%B8%EF%BD%9E
http://onegraduate.tomangan.org/about.html
http://www.cuteplus.flop.jp/ncp/cpg14.html
http://hp.vector.co.jp/authors/VA022256/taidan3.htm
http://homepage2.nifty.com/xgamestation/text/deep/one.htm
http://www.kyo-kan.net/column/eroge/eroge3.html
 『ONE〜輝く季節へ〜』のアレ。
 なんでみんな、「えいえんのせかい」とか「えいえんの世界」とか書くんだろ。
 「永遠の世界」じゃないの? あるいはせいぜい「『えいえん』の世界」であって。
 ちなみに本篇の用例は、「えいえん」「えいえんの謎」「永遠」「世界」「永遠の世界」等であって、「えいえんの世界」という結びつきは一度も登場しない。まして「えいえんのせかい」となると、そもそも「せかい」というひらがな表記はどっから出てきたんだ、という気になる。

 というか、わりとカタめの体裁の文章でも、語の出所には随分と無神経であるなあ、と思いましたことよ。ひどいのはWikipedhiaで、《自らが「えいえんのせかい」と呼ぶ一種の精神世界に引き込まれてゆく。》って、呼んでねえよ!
 個人的な感想とかならともかく、評論だか考察だか批評だか解説だか、あるいは知らない人向けの紹介としては、マズくないですかそれ。
 ちなみに、試しに佐藤心「オートマティズムが機能する2」を引っ張り出してみたら、こちらはちゃんと「永遠の世界」だった。当り前か。