ビデオゲームバトン

http://d.hatena.ne.jp/Nyarl/20050703
 届く、届くのだ! って割に時間がかかりましたがそれはともかく。

1.Total volume of game files on my computer(コンピュータに入ってるゲームファイルの容量)
 およそ15ギガバイト

2.Game playing right now(今進行中のテレビゲーム)
SELECTION
とらいあんぐるハート
CLANNAD

3.The last video game I bought(最後に買ったテレビゲーム)
 『Mi・da・ra』。
 コンシューマなら『Memories Off』廉価版。

4.Five video games I play to a lot, or that mean a lot to me(よくプレイする、または特別な思い入れのある5つのテレビゲーム)
・LUNAR THE SILVER STAR
 西欧中世風異世界ファンタジーRPGの中では、世界観込みで好きと言えるのはこれとイースぐらい。
 納谷六朗のファンになった。あとLUNARシリーズのおかげで船戸明里と出会えた。
 やっぱりメガCD版限定で。

・バトルマニア大吟醸
 君は大鳥居マニアを憶えているか? いねえだろうなあ。
 洗練だのかっこよさだのとは無縁のセンス、いい意味で大味のゲーム性、なにかの意地としか思えぬ無駄に凝ったプログラム(こういうのは何本もSTGやってれば素人にもわかる)、サービス過剰ともいえる趣向、愛嬌と脱力系のセンスに満ちたマニュアルと幕間劇、とああもう! なんか愛するしかないゲーム。エンディングの集合写真が泣ける。敵も味方も一緒に「大鳥居マニア一座」みたいなノリで一緒に映ってるやつ。
 まあ、製作者と遊び手の共犯意識に訴えかえること大なのでありますよ。続編に「大吟醸」って付けるセンスとかさ。

・BABEL
 街の広さがリアルでした。わかりやすい看板とかないし。RPGなんだけど、街中で情報収集って部分だけでシティアドベンチャーとして成立するんじゃないかと思いました。ゲーム進行上まるで意味のない街があるのもリアルでした。これらは皮肉でなく本気で気に入っている部分なのですが。
 世のRPGはお節介に過ぎると思います。世界がそんなに簡単に分節可能なわけなかろう。そんなわけで、アイテムの効用とかとにかくほとんど一から手探りの『港のトレイジア』と双璧。
 街のマップが広いといえば『魔法の少女シルキーリップ』もそうで、当初はまるで勝手がわからず迷いまくったのに、だんだんと歩きなれた街になっていく感じが好きです。

・BAROQUE
 これも、手探りで世界を認識していく感じがいい。
 多少の歪みを抱えていたほうが生き易い*1、という金言は常に頭の隅にあります。
 関係ないけど、Prismaticallizationは「ギャルゲー版BAROQUE」で通ってました。数知れぬ反復とわずかな変異と、しかしそれとてたやすく無に帰すあの感じが。

・『女郎蜘蛛〜呪縛の牝奴隷達〜』
 うう、恥ずかしいサブタイトルやなあ。ってのはともかく、これはDOS版限定で。独特のフォントと、16色のサイケじみた背景が、一種異様な迫力で迫ってくる。そう申してよろしいと思う。これがウィンドウズ版やリメイク(『女郎蜘蛛〜真伝〜』)になると、画面的にはてんでつまらない。
 大正浪漫が炸裂するのもいい。内地とか外地とかいう単語が平気で飛び交い、浅草オペラに凌雲閣、とどめに震災である。
 あと蝶子さんは綾波よりはシオン・エルトナムだと思った。理窟で固めてるので理窟で崩せる。というか本人が思考停止している部分を、それも本人がうすうすは気付いている部分をつついてやるだけでいい。逆にいえば、自分ではわかってることでも、他の誰かに言ってもらわなきゃどうにもならないあたりが。

5.Five people to whom I'm passing the baton(バトンを渡す5名)
 いやそんな。小生がごときぬるゲーマーが他の人の話を聞きたいなんて、とても申せたものではありませぬ。
 ええと、これを機にふだん言及しそびれていたゲームの話をしたい、という方があれば、どうぞご自由に持っていってください。

*1:正確には「軽いバロックなら持ち合わせていないほうが生きにくい世界だからな」