昨日のアニメ版シスプリ感想についていえば、しのぶさんがかつて書かれた「アニメ版のシスプリワールドは、主人公にとって一種のサナトリウム(本来の意味とは少々ズレるが)だ。」、「シスプリ(アニメ)の妹たちは12使徒というよりも12人のベアトリーチェだと思う。 あるいはより私に近しい例なら、荒野のおおかみことハリー・ハラーに生きることを教えるヘルミーネ。」、というあたりの言葉がずっと念頭にあったことを言っておかなくてはならないように思う。
 あと、僕に近しい例でいえば『ベルセルク』の鍛冶屋のゴドーが養女のエリカについて語るくだりで、彼女と暮すことが、鉄をぶっ叩くことしか知らなかった自分を随分と人間らしくしてくれた、とかそういった台詞があった。