思想系挌闘術

 ソクラテス柔術とか。合気道っぽく敵の力を利用。「産婆法に先手なし」(それじゃ空手だ)とか。相手とともにより高みに登るのが目的なので、勝ち負けにこだわるうちは二流。もちろん、のちにプラトンが講館(アカデメイア)柔道を完成させるのである。ううつまんない。何より単なる洒落であり思惟と術理との連関とまでいかない。そもそもアルタイル柔術古橋秀之サムライ・レンズマン』)から語呂を借りている。神即自然流弓術(「もし矢に意識があれば、自分の意志で飛んでいると信ずるであろう」)とか、ネタだけはなくもないが。

 ああ、インドでウパニシャッドを修めたただ一人の日本人がいたという……(何


 思い出しリンク。
フィロソファー・刃牙
計算尺小説
Metaphysical FIGHTERS


 追記。
 ニャルさんの。ぬう。「現掌学」がなんかいかにもである。あと「卑筋属」「貴筋属」。ソロモンの小さき拳って一瞬アタマをひねったけど、拳=鍵か。うまい。