RPGなんて嫌いです」

嫌いなんですわ。つまんねえじゃん。勿論行き詰まってる逆恨みなんだけど、いや、つまりさ。行き詰まるってのは要するにイベントがクリアできないって事なんだけど、これは僕が何かを見落としてるからな訳でしょ。マップ上の何かとか、町の人から聞ける情報とか、何かを。だからそれに気付ければ次に進める訳だ。となるとこれはもうシナリオを作った人との知恵比べなんですよ。いや、知恵比べというのもおこがましい。例えば現国という教科は「課題文から筆者の主張を読み取る」教科ではなくて「出題者が課題文から読み取らせたい主張を読み取る」つまり「出題者の意図を汲んでそれに沿った答えを返してやる」教科なんだけど、それと同じなんだ。普通に小説を読んで楽しむのがノベルゲームだとしたら、RPGは現国の問題なのだ。実際出題者の意図に従ってゲームを進めさえすれば必ずクリアできる事が分かってるなんて、こんな下らないジャンルが他にあるだろうか。何が悲しくて今更現国をやらなくちゃいけないんだ。(astazapote)

 手許に本がないので孫引きする日。
http://sto-2.que.jp/ndiary/2003/09/200309291.htmlより、

その長大な時間のほとんどを、プレイヤーは、銃を撃つわけでもなければ宝物を探すわけでもなく、ひたすらクリックしてページを送り、文章を読み続ける。それはもはや、ゲームプレイというよりも、「読書」という形式がふさわしい。

 この言い方は「物語」という単語を出さずに済むので気に入っている。ノベルゲームの定義として使うとすればね。
 エロゲーライトノベルはかなりの部分似通った快楽を提供すると見做されているよなあ、とか、ライトノベルは「小説」というよりは「物語」寄りだよなあ、とか。
 そういえば新書版の動ポモ2では、「ノベルゲーム」って言わなくなってたな、とか。